JFRカード発行への切り替えが予定されています。現時点(セディナ)での情報であることに注意してください。
博多大丸は大丸松坂屋百貨店と別会社です。大丸松坂屋百貨店がJFRカードと提携して大丸松坂屋カードを発行していますが、博多大丸でもクレジットカードを出しています。余談ですが、高知大丸も分社化されており、やはり独自のクレジットカードを発行しています。
別会社が発行したクレジットカードですが、レシートには「他クレ」ではなく「自クレ」と記載されます。
博多大丸カードは大丸松坂屋百貨店直営店でも「大丸ポイント」がたまるようになっており、支払いに使うとレシートの下部に会員番号が表示されます。なお、大丸松坂屋では複数のポイントプログラムの併用ができません。大丸ポイントの会員情報が読まれると、大丸松坂屋アプリの提示ができなくなります。
博多大丸カードは年会費無料でありながら、大丸松坂屋直営店で株主優待と併用可能です。大丸松坂屋カードは年会費がかかりますから、追加費用を掛けずに現金以外の方法で支払うとしたら、このカードか、JCB PREMO(発行手数料無料キャンペーン中にジェーシービーのカードで買っておく)、全国百貨店共通商品券を使うことになるでしょう。
株主優待利用時は大丸ポイントが積算されません。ただし、博多大丸において、来店ポイントは付与されます。大丸松坂屋百貨店直営店で株主優待を利用する際、通常は大丸松坂屋カードまたはアプリの提示でカラットが積算されますが、博多大丸カードを利用する場合、大丸松坂屋アプリが提示できないのでカラットも貯められません。
博多大丸カードは物理カードが非接触対応になっています。
セディナはVisaでもApple Payでコンタクトレスが使えます。博多大丸カードも対応しています。
大丸松坂屋では2023年9月20日よりEMVコンタクトレスの取り扱いを開始しました(株主優待との併用不可)。コンタクトレスを利用する場合、ネットワークの経路が接触ICのときと変わり、加盟店が意図しない動作をすることがあります。大丸松坂屋百貨店ではどのような動作をするか、大丸札幌店にて、取扱開始直後(9月20日、9月22日)に試しました。
媒体 | 株主優待 | ポイント会員情報 | クレジットカード種別 | ポイント積算 |
接触IC | 併用可能 | 記載あり | 自クレ | 大丸松坂屋利用 |
非接触(物理カード) | × | 記載あり | 自クレ | 大丸松坂屋利用 |
Apple Pay | × | なし | 他クレ | 他店利用時ポイント |
冗長ですが表にまとめると上のようになります。表中のポイント会員情報とクレジットカード種別はレシートの表記を見ています。
物理カードを出す場合、株主優待と併用できないことを除けば非接触でも接触ICと同じように扱われます。
Apple Payだと自社加盟店だと判別されず、他クレとして扱われます。利用明細も物理カードを使用した時と表記が異なり、他店利用時ポイントが積算されていました。大丸松坂屋での積算率で大丸ポイントを貰いたいなら物理カードが必要です。
もし仮に大丸ポイントには興味ない、大丸松坂屋ポイントやカラットが欲しいというなら、Apple Payを使えば大丸松坂屋アプリを読んでくれるかも?(あえて博多大丸カードを使う意味ないけど)
Jフロント2023年2月期決算説明会でJFRグループ内のクレジットカードをJFRカード発行に集約する方針が表明されたが、これまで、PARCO、GINZA SIX、博多大丸、高知大丸のうちどこまでが対象か、明確な言及がありませんでした。本年10月に行われた2024年2月期第2四半期決算説明会において、GINZA SIX、PARCO、博多大丸カードが集約されることが示されました(高知大丸については触れられていないが、これが高知大丸の直営化を見込んだものか、閉店を検討しているのかは不明)。
先行して以降が発表されているGINZA SIXカードの例と同様の動きをするなら、おそらく今のカードは取扱が停止され、新たにJFRカードの新しいカードに入会する形をとるものと思われますが、大丸松坂屋百貨店と博多大丸の会員組織を分ける意義があるのか不明です。
JFRカードが年会費無料の博多大丸カードを作ってくれるのが理想的ですが、年会費がかかるようになることや、大丸松坂屋カードへの移行となることも想定しておかなければなりません。年会費がかかるようになるなら、さくらパンダカードにでも乗り換えようかな。
ちなみに、大丸が大丸であった頃にも、グループ内のカードを一本化する方針があったみたいです。