フェリー旅にハマるまでの記録1

フェリーそのものには興味がなかったころ

2022-03-25 南海フェリー

この日、南海フェリーがVisaのタッチ決済の取り扱いを開始した。

近頃ではコンタクトレスで公共交通に乗れるのも珍しいことでないが、当時は鉄道事業者のいくつかが対応するのみ。Visa以外のブランドは取り扱っていなかった。

物珍しさを求めて南海フェリーに乗ってみることにした。

関西空港駅

関西空港に降り立ち、南海電車を乗り継ぐと、10:35和歌山発のフェリーあいに接続する。

和歌山港駅からフェリーターミナルは直結。コンタクトレス導入初日だからか、専用改札をスーツのお兄さんたちが囲んでいた。

フェリーに乗船。

フェリーあい

フェリーあいの船内案内図

Q-moveで履歴を確認できる。好きっぷが自動適用されている。

 Q-moveの履歴

2022-07-22 津軽海峡フェリー

南海フェリーの乗船から数か月。

青春18きっぷで北海道を目指す。本州から北海道まで渡るため、津軽海峡フェリーの深夜の便(ブルーマーメイド)を利用した。

青森駅

青森駅からフェリーターミナルまでは徒歩で移動した。夜を明かせるような遅い便に乗るにあたって、駅の近くの入浴施設で入浴を済ませ、途中のコインランドリーで洗濯も済ませた。

青森港フェリーターミナル

窓口で乗船券を購入(タッチ決済が使えた)。フェリーターミナルで仮眠をとるのは悪いかなと思ったけど、あまりにも人がいないのでまあいいか、と思い座席1個だけで済むように体を折り曲げて仮眠する。

02:40発の便はターミナルから離れている側の接岸で、ターミナルから少々歩いて乗船する。車両甲板から乗り込むと、船室のカーペットの部屋ですぐに入眠。床が固いし、照明が明るすぎるけど、そもそも寝るために作られた船ではないから仕方ない。

函館に入港

4時間もかからず函館に着いてしまう。もう少し寝ていたい。

ブルーマーメイド

函館のターミナルから五稜郭駅まで徒歩で1時間弱。からだは重いけど、五稜郭まで歩くと大沼公園まで1本早い列車に乗れるので我慢する。

大沼公園

ホテル代わりの夜行フェリーという使い方を学ぶ

2022-07-22 シルバーフェリー

津軽海峡フェリーを利用した当日。

夜行フェリーが3~4時間強では短すぎる。シルバーフェリーであれば、睡眠時間を確保できる。

乗船するのは苫小牧23:59発→八戸翌07:30着の便。北海道・本州間のフェリーの中でホテル代わりとしておすすめする記事があったので、一度使ってみたかった。

苫小牧駅

苫小牧西港フェリーターミナルまでのアクセスは、Suicaが使えるからという理由で北海道中央バスを選択する。

後日知ったのだが、道南バスではSuicaこそ使えないものコード決済が使えるので、支払方法を理由に中央バスを選択する必要もなかった。

フェリーの時間とバスの時間の対応がわからなかったから、苫小牧駅19:40発のバスでターミナルに向かう。まあ案の定フェリーターミナルにつくのが早すぎて、窓口では21:15発の便の受付をしていた。八戸に早くついてもどうしようもないと思ったから、23時(うろ覚え)の手続き開始までレストランで食事するなどして時間をつぶす。この日は徒歩が多くて足が棒になっていたからむしろボーっとしたい気分だったので、待ち時間は苦痛には感じなかった。

シルバーティアラの外観 苫小牧西港フェリーターミナルの電光掲示板

前日22時頃にインターネットで予約しようとしたときには締切の時間を過ぎていて予約できなかったので、当日に窓口で乗船券を購入する。まもなく乗船時刻になり「シルバーティアラ」に乗り込む。入浴を済ませ、すぐに寝る。

船内はきれいな船だったと思う。テーマカラーである紫色の光、船名の由来であるティアラの装飾。鏡を利用することで船内空間を広く見せている工夫も見て取れる。今でこそ大きなフェリーにはロビーに吹き抜けがあるのが普通だと思うようになったが、(記憶の限りでは)この船が吹き抜けのある初めての船だったので、乗船当時は新鮮に感じた。

下船直前に「シルバーフェリー」と謎の歌詞が入った音楽で起こされ、急いで身支度をする。まとまった睡眠がとれたので、昨日よりはるかに楽である。フェリーターミナルから市街まではバスで移動した。

 

 
その2
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